ツーリズムEXPOジャパンの準備
9月24日から東京ビックサイトで行われる
ツーリズムEXPOジャパンに参加することになりました。
会場でお客様へプレゼントするお茶の準備を始めましたが
なんと今回のお茶はラベルが新しくなったのです!!
この素敵なラベルのデザインは倉沢園のHPを作っていただいた
WEB-S株式会社ウェブサクセスさんにお願いしたものです。
今月末より他のお茶も新ラベルに変わって販売をしていきますので
宜しくお願いいたします。
9月24日から東京ビックサイトで行われる
ツーリズムEXPOジャパンに参加することになりました。
会場でお客様へプレゼントするお茶の準備を始めましたが
なんと今回のお茶はラベルが新しくなったのです!!
この素敵なラベルのデザインは倉沢園のHPを作っていただいた
WEB-S株式会社ウェブサクセスさんにお願いしたものです。
今月末より他のお茶も新ラベルに変わって販売をしていきますので
宜しくお願いいたします。
今年も庭の鬼灯が綺麗な透かし鬼灯になりました。
いったいどんな虫が鬼灯の袋を食べるのかと不思議に思っていましたが
雨の朝、ついに見つけてしまいました!
なんとナメクジが葉脈の部分だけを残しながら食べていたのです!!
どうもこの軟体動物は苦手なので写真もピンボケ・・・・
という事で小さな画像をアップしておきます。
透かし鬼灯の製作者
秋の長雨で茶園での作業が遅れ気味!
やっと天気が良くなったと思ったら棚田での活動が忙しくなって
この一週間は茶園に行く時間がとっても少なくなってしまいました。
小学生の体験学習の受入れやNPOのプレゼント講座開催など
毎日、棚田へ来る皆さんへ棚田や茶草場の生態系
そして保全活動の説明と忙しい日が続いています。
茶草場に咲く吾亦紅も毎日多くの人たちに紹介され
とてもひそやかにとは言ってられない事でしょう。
少しでも棚田と周辺の茶草場の魅力を伝えることができたら
きっとこの豊かな生態系は未来に残せるはずと信じています。
少しずつ秋の気配が濃くなってきましたが
茶草場にも秋の花が咲き始めています。
高浜虚子が「我もまた 紅なりと ひそやかに」と読んだように
茶草場の中でひっそりと花を咲かせる吾亦紅
そして彼岸花と同じように昔は食用とされ
飢饉を乗り切る最後の糧となった蔓穂
どちらも茶草場に咲く花の中では目立たない存在ですが
とっても綺麗で清楚な花たちなのです。
今日は島田市お茶の郷博物館ツアーの皆さんを迎え
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」と棚田の生態系について
お話をさせて頂きました。
約30名の皆さんは高校生から社会人まで
年齢は様々ですが皆さん熱心に聴いていただき感謝しております。
茶農家として茶草場農法を続けていく事は大変な労力を必要とします。
美味しいお茶作りだけで続けてきた私たちにとって世界農業遺産
の認定は新たな希望となっています。
茶草場農法を続けていく為のモチベーションは近年の荒茶価格の低迷とともに下がり続け
この農法を実践する農家は激減しています。
美味しいお茶作りは当たり前、茶草場農法によって守ってきた生態系を
これからも守っていくことこそが、この農法を続けていく新たなモチベーション(やる気)になっているのです。
我が家の茶畑に60年以上前から住み着いている狐「ホンドギツネ」がいます。
多分、数世代に渡って住んでいるのだが、私も30年で数回しか姿を見たことがありません。
しかし茶畑の畝間には時々土が山盛り状態で根元には深い穴が空けられているのです。
狐の家族が増えて家のリフォームでもするのか….。
まあ茶の木が枯れる事もないのでずっと住まわせてあげたいと思っています。
狐が住んで居るからなのか、この畑は樹齢60年以上だが新しく開墾して造った畑とは段違いに美味い茶ができ
木の勢いが良い茶園です。
これでは住まわせてあげるのではなく住んで頂いておりますかな?
我が家にとっては縁起の良い狐さんたちと
これからも共存していくつもりです。
今日のお客様は日本茶インストラクター16期生の皆さんです。
娘からのリクエストで今日は若い皆さんに
棚田と茶草場のお話をさせていただきました。
皆さんの職種は様々ですが日本茶インストラクターの資格を取るほどの
方たちですから熱心に聴いていただき私もついつい熱弁?を・・・。
たぶん今頃は娘も一緒に慰労会で私を肴に楽しくやっているでしょう(笑)
毎日、とんでもない暑さが続き
少々ばて気味で畑仕事も暑さを逃れて木陰で一休みする時間が多くなりました。
そんな時に良い香りで暑さを忘れさせてくれるのが
ユリの王様「山百合」です。
山百合は花の大きさが20センチを越えるほどとなり香りも強く
その風貌が豪華、華麗なことからユリの王様と呼ばれています。
今の時期は満開であちこちで大きな花を咲かせ
良い香りを振りまいています。
この花も世界農業遺産「静岡の茶草場農法」によって守られている
茶草場に生きているのです。
それにしても良い香りでうっとり!!
桔梗に続き女郎花も黄色の小さな花を咲かせ始めました。
昔は沢山咲いていた女郎花ですが今では滅多にお目にかかりません。
毎年草を刈り取る茶草場でも、残念ながらその姿を見ることは稀となっています。
この写真の女郎花も数年前にはもっと数が多かったのですが今では数えるほどしかありません。
貴重な自然は取り戻したくても返ってくることは無く
せめてこれ以上減ることの無いように茶草場を守っていくしかないのでしょう。
世界農業遺産「静岡の茶草場農法」は私たち茶農家が一生懸命になって
守っていく価値がある農法と信じています。
撫子に続き桔梗が咲き始めました。
昨年までは8月に咲いていたのですが今年は早いようです。
今日見つけた桔梗は花の下に次の蕾が見当たらなかったので
一輪だけしか咲かないのかもしれません。
秋の七草のひとつで万葉集では「朝顔の花」と読まれている桔梗も今は絶滅危惧種
倉沢地区の茶草場で咲いているのは3箇所
とっても貴重な花となってしまいました。
この貴重な花、桔梗も世界農業遺産「静岡の茶草場農法」によって守られてきました。
来年もこの花を見るために茶草場農法を続けていきたいと思っています。
桔梗は茶草場で笹が多く生えている場所で見ることができますが
その姿は緑の中で気品に満ち神々しいほどの美しい姿で咲いています。
この花をずっと守ってあげたい!!